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Pick Up Interview vol.2
SUBWAYS ヴォーカル u-shi



最新アルバム『SUBWAYS Drop-3』について、歌詞のお話しを中心にお聞きしたいと思います。
3作目にして初めて日本語の歌詞がつきましたね。これはどのような考えがあってのことですか?



【u-shi】 考えというか、まあ、自然な流れみたいなもので・・・
しいて言えば「進化」してるってことですかね、subwaysが。
当初のレアグルーブ色の強いファンク系の楽曲もやりつつ、
メッセージが籠められてる「伝える歌」にもsubwaysの良さが出てきたので、
それならばさらに伝わるように日本語を入れたらどうかなって、そんな感じです。



今回レコーディングでヴォーカルとして前作、前々作と大きく違ったところとかありましたか?


【u-shi】 先ほども話の中に出てきたように、「伝える」っていう部分ですね。
多分に僕らがやってきた音楽って、「洋楽的」って言っていいのかどうか分かりませんけど、
まず最初に「体感」として伝わる場合が多いと思うんですよ。
腰を動かしたりとかね(笑)。
でも、今回は日本語も交えた部分もあって、「同じ”love”でも違うんだよ」っていうニュアンスを
伝えられるようにしたところかな。



なるほど、それでは『Drop-3』収録曲についてお伺いします。
まず、”let me love you”。この曲の歌詞は「子供を想う親の気持ち」がテーマだと思うんですが。


【u-shi】 「子供を想う親の気持ちがテーマ」っていうよりも、「自分の子供じゃない」って部分がすごい大切なんですよ。
これは実際にあった話で、僕の大親友なんですが子供を育てることになったんだけど、
その子供は自分との間にできたわけではなく・・・
でも、彼女のこともモチロン、その子供も自分の子供として、一緒に自分も含め育っていこうと決心したんです。
素晴らしいなって、感じたんです、大きな愛をね。
だって、その子は期待されてこの世に生まれたのだから、望まれない命なんて絶対にないんだから。
じゃあ、今、世の中を振り返ってどうなんでしょう?
自分達の愛の結晶ですら、自らの手で消し去ろうとしている人たちがいる・・・
地球のことをよく「母なる大地」とか「mother earth」なんて言うけれど、その母は僕らを消し去ろうとしてるんでしょうか?
そして僕らは?
そう、ここで大切なのはこの星が持つ僕らへの思いのように、もっと大きな愛で人と接することができないのかなってこと!
みんなひとつずつの命を持ってこの星に生きる仲間なんだからさ。



壮大なバラードナンバーの”sign for love”。歌詞のモチーフは、七夕の”おり姫・ひこ星”の話ということですよね。


【u-shi】 「愛する二人が、まったく彼らに関係ない力で引き裂かれてしまう」

実際、世界には、そんな話は沢山あると思うんだよね。
一年に一回でも逢えるっていうのは、むしろ珍しいことで、
そんな昔の物語の中ですら、彼らは逢えるのに、
こんなに文明の発達した今では、逆に不可能に近い。
その逢えない理由は、「国と国」、「人種と人種」、「宗教と宗教」のエゴ・・・
そんなことに、僕らの思いは消されてもいいのかな、愛するって気持ちも巻き添えになっていいのかな?ってね。
これから僕らが変えていかなくちゃいけないんだ、そんな思いを僕らの子供たちにさせちゃいけないんだ。
実は、これはニューヨークに居たときの僕の話なんだけどね。


そして、”freedom”は、SUBWAYSらしいメッセージソングで、アルバムの最後に相応しいイメージの曲だと感じました。


【u-shi】 今回の『Drop-3』は、3枚続いた『Dropシリーズ』完結篇ということで、
SUBWAYSが出してきた『Drop-1』、『Drop-2』そして『Drop-3』までの最後の曲という意味もあり、
「次に繋がる何か」みたいなものを感じてもらえる曲にしたかったんだ。
「また何かやってくれる」、「次は何だろう」ってね。
完結篇って言っても、別にこれで終わろうって訳じゃないので、安心してください。
次回は新シリーズが始まる・・・・・・・??????予定です(笑)。



ありがとうございました。
最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。


【u-shi】 神様はいるかどうかわからないんだけれど、少なくともこの星は一つ一つの僕らの命が必要なんだと思う。
その一つ一つの命が主人公になることを望んでいると。
そう、きっとその日が来て僕らはまた一つになれるんだ。
それまでSUBWAYSはみんなを応援していくよ、一人ひとりが「中心」になれる大切な時間のためにね、


ピース!!



次回はSUBWAYSのサウンドメイクのキーパーソン、ギターのfutoshiさんのインタビューをお届けします。


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